ニートが就職しないのはなぜか?


 就職する意志がなく、努力や訓練を受けない人たちのことをニートと呼びますが、そのニートの増加がいよいよ社会問題として深刻なレベルに達していることが分かりました。

 

 ニートと聴くとどうしてもやる気のない人たち、という印象を受けますが、高学歴であっても、資格があってもニートになる若者もおり、現状は大変に深刻であると考えられます。

 社会経済再生本部が厚生労働省の委託によって「ニートの若者たちの実態」という調査を行いました。その結果によれば、ニートの31.7%は中退経験者であることが分かりました。中退を経験した人であれば、企業側も採用をどうしても渋りがちになります。なぜなら、最近では就職してから三年以内に退職をする若者が三割程度いるという現象が起きているからです。

 

 ニートとなっている中退経験者もそれを見越して就職活動に対するモチベーションが上がらずに、就活をしないという悪循環に陥っているのが現状です。一昔前の高度経済成長の時代であれば、中退経験者でも引く手数多でした。人材不足であり、さらに採用枠が非常に幅広かったことが理由として挙げられます。

 

 しかし、現在ではそのような状況ではなく、企業にとっても求職者にとっても厳しい時代です。労働力の不足は叫ばれていても、企業には採用するだけの資金も時間も用意されていません。企業が悪いわけではなく、悪化し続けた経済情勢を止めようとしなかった日銀の責任が大きい所です。ニートが働きたいと思うような経済情勢になるまでは、彼らが動くことを期待できないでしょう。


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